ちなみにテレビアンテナ線は以前壁内配線を断念していた物を今回ついでに入れてしまおうということです。前回の記事はこちら
まずは壁をぶち抜くとこから。必要な横桟の位置をスタッドファインダーで探してみたらなんと5本も…。なんでこういう作りになっているのかわかりませんがこれはかなり大きく穴を開けなくてはいけません…。約30年前に積水ハウスさんで建てられた軽量鉄骨造なんですが内壁は全てこういう作りになっていそうです。どんな状態だったのか簡単に絵にしてみました。
壁枠組工法(ツーバイフォー)だと縦にスタッドを入れてノギンス2本を左右に入れるので真ん中に小さく穴を開けるだけで良いのですが積水ハウスさんの軽量鉄骨造は独自の工法で建てられているので非常にメンテナンス性が悪いですね。だいたい、カスタマーセンターに頼まないと何もかも特注品を使っていたり特殊だったりします。
ホームセンターで購入してきた電材です。物置に電球を付けたら便利だろうなということが発端で今回壁をぶち抜く結論になった訳です。
ケーブル損傷防止用につば管を取り付けるためにつば管サイズに合う22mmのスペードドリルビット とつば管、石膏ボード切断用に廻し引き鋸(山萬 引廻鋸 穴あけ用キリ付 120ミリ)です。
電気工事士の実技試験用に買ったVVF1.6mm×2Cケーブルと差し込みコネクタです。2芯用が足りなかったので後で追加しました。ドライバーとストリッパーも電気工事士用の実技対策キットに入っていた物です。よければこちらの記事もどうぞ→実技試験編
以下の作業を始める前に通電ケーブルが壁内にないか、専用のツールを使って確認してください。念の為にブレーカーも落とします。
※以下、電材を扱う作業一切は電気工事の免状が必要です。
壁に大きく穴を開けて横桟にも穴を開け、屋根裏からトッププレートに穴を開けケーブルを引き込んだ所です。
スイッチ用に穴をくり抜きました。
次は結線、配線です。
まずは新設する所からです。実際に使われていたケーブルへの結線は最後に行います。これは万が一ブレーカーが元に戻った時に極力ショートするリスクを減らすためです。今回はスイッチの取付とランプレセプタクルの取付です。
つば感を使い引き込みの際にケーブルが損傷しないようにします。ランプレセプタクルは石膏ボードだけに取り付けるのは不安だったので下地に端材の木を使いました。
配線を書き起こして数回本当に正しいか確認して施工開始しました。ジョイントボックスを設置しブレーカーが落ちている既存のケーブルと結線していきます。
結線完了しました。ステープルで固定して配線完了です。
スクリューで切り取った石膏ボードを横線に打ち付け、スイッチの化粧プレートを取り付けます。どうせ壁紙貼るからということでいい加減に切った為、切り口が波打ってます。
写真左側が以前、施工時に壁内配線を諦めた時の物です。右側が今回壁内配線を行った物です。取付連用プレートを通常の大きさの物に変更することで以前開けていた穴もカバーしています。やはり配線が見える見えないでは雲泥の差がありますね。
次回はパテ塗りと壁紙クロス貼りです。
次回はパテ塗りと壁紙クロス貼りです。