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海外の鑿、鉋と研ぎ

久しぶりの更新です。6、7週間ぶりですね(笑)やっと実習が終わりました。実習先では木製のドアや窓を作っていました。木製なので雨対策としてオーストラリアで当たり前に行われていることも学びました。実習最終日には忙しい時カジュアルできて来て欲しいと言って頂きました。まぁ、その話はどうなるかわかりませんが…笑。

さて、先週末に購入した海外製ののみや鉋を試す時間が今日やっとできたので実際に試してみました。購入したのはTenon saw(胴付鋸)、Bench plane(仕上げ用西洋鉋)、鑿セット(6,12,18,25,32mm)、オイル砥石の4点です。お値段$254。およそ¥24,000円です。安いのはもっと安く手に入るんですが、工具は値段と性能、耐用年数が比例しやすいので買うならそれなりに職人達の評価の高い物にしています。というか安物のブランドでCrafrightとTrojanていうメーカーがあるんですが、どちらも過去に購入した物ですぐに駄目になった物があったので、最近は避けています。だいたい購入している物はIRWINかStanley製の物です。値段が3、4倍違ってくるのですが…まぁ、安くて壊れてもいい物は安物ブランドで長く使いたいドリルビットや刃物などは評判のいい所の物をと使い分けています。




さてそんな評判のいいはずのStanleyの鉋ですが下図の写真のネジが固くて固くて、ドライバー、ラチェットでも歯が立たず、最終手段でインパクトで外れました。スロットをなめないように慎重に。というかなんでこんな固く絞めているのか…。アジャスターのネジもやたらキツくて、一度分解してネジをクランプで固定してようやく緩める事が出来ました。本当になんでこんなにキツく絞めていたのか理解不能です。


Stanley製の今回購入した鑿と鉋ですが、刃研ぎがされておらず早速刃研ぎをする必要がありました。購入される方は砥石も同時に購入された方が良いかもしれません。

 研ぎ前

研ぎ後

拡大しないと見えないかもしれませんが研ぎ後の刃先が少し違う光り方をしています。まず25°で全体を研ぎ、その後30°で刃先だけ角度を出します。最後に裏面全体を砥石に乗せて軽く撫で刃先のバリを取り除きます。念のため、いらない木で線を引いてみて不要物を落とします。

実際に試しで色々やってみたのですがその話は次回に。使った感想は悪くはないです。そりゃ日本の良く切れる刃物と比べたらいけませんが、海外の鑿、鉋もなかなか使えます。