サイト内検索

Adsense1

パイン材の水性ステイン塗装

学校で作成したCarry Allという物を運ぶ為のケース(重たいのでもっぱら本立てや小物入れ)を練習も兼ねて塗装をすることになりました。塗装をするにあたり、やっぱり木目はキレイに出したいのでオイルステインか水性ステインを探していたのですが、水性ステインが見つかったので、迷わずこちらを購入。ニスもつや消しの水性ニスがあったので購入し、ニス用に刷毛も買いました。この国では刷毛にニス用とかないんですね…。どれもこれも羊毛を使っていないし…。ちゃんとした塗装専門店にいけばあるのかもしれませんが今回は合成物の刷毛を。柄は何故か竹で作られており、お値段高めのやつを一つ。


前回のCarry Allのコラムはコチラ



用意したもの
  • 塗装物
  • 刷毛
  • サンドペーパー(#240、#600)
  • サンドペーパー用ブロック
  • ビニールシート
  • 水性ステイン
  • 水性つや消しニス
  • タオル
  • マスキングテープ
  • ビニール手袋
水性ステイン(ウォルナット) Water based stain(Walnut)
水性ニス(つや消し) Water based varnish(Matt) 

ビニールシートです。新聞紙ではステインが染色してコンクリートまで染色してしまいますのでビニールシートが必須です。ちなみに海外ではスーパーの袋やこういったシートにはPlastic(プラスチック)をつけます。
プラスチックバッグにプラスチックシートですね。
アメリカやイギリスは知りませんがオーストラリアのスーパーでビニールバッグと言っても全く通じません。ビニールの発音自体も難しいですけど、関係なくビニールと呼ぶ発想が全くないみたいです。 最初、英語が喋れなかった時は苦労しました。まぁそのお陰でこうやって覚えていくんですが。

刷毛とサンドペーパー2種類とコルクブロックです。
本当は#240と#400のサンドペーパーが良かったのですがなかったので#600で…。

まずは#240のサンドペーパーで下地を作ります。オイルステインは傷が目立ってきますのでサンドペーパーをかける際は必ず木目に沿って行います。クロスさせたことがある方は分かると思いますが、#240でも目立った傷がついてしまいます。
一番いいのは組み立て前に下地から塗装まで全て行い、最後に組み立てなのですが、今回は課題で組み立てまで行う必要があり、無理でした。しかもくさび継ぎまでしていますので。

今回のステイン塗装の実験で試したかったのがこの割れが塗装によりどうなるかと、木工用ボンドの上に水性ステインを塗装した場合どの程度弾かれるのかということです。くさび周辺には木工用ボンド添付後に砥の粉を刷り込んであります。
一応、木工用ボンドのはみ出した所はサンドペーパーで軽く削っていますが、まだ目視できる程度に残っています。
そもそも何故割れたかというと、制作段階でセンターにマークを付けていたのですが、5mm横にも別のマークを付けてあり、勘違いしてそっちに穴を開けてしまったのです。その結果、組み立て時にクランプを使い、両サイドが平行になるように矯正している途中で、力を入れすぎてパキッって音と共に割れる結果となりました…。キレイに割れてしまった訳です。やはりしっかり熱湯につけこんで柔らかくしないと駄目でしたね。

一回目の塗装です。水性ステインの塗装は使い古したタオルを使って、塗り広げから拭き取りまで行いました。刷毛を洗う面倒もなく、同じタオルで拭き取りまで行えるので便利です。

ボンドの膜がステインを弾くという結果が証明されました。ググっても見つからなかったんですよね。砥の粉をまぶした所は上手く染まっています。思っていたよりもボンドが残っていたので#240で(本当は#80でしっかり削って#240まであげていくべきです)軽くサンディングを行い、2回目に備えます。マニュアルに従い、2時間乾燥させ触ってみて乾燥度合いを確認します。問題なければ次の塗装へ。

二回目の塗装完了です。一度目はまばらだった色の染色が、キレイに染まっていくのが塗っていて分かります。味のある色になってきました。

これぐらいの染まり方なら、木目の特徴として見ようと思えば見えるので許容しましょう。本音はもう少し染まってくれれば…でももうサンディングは嫌(笑)やはり染まり具合が薄いですが。また、割れ目をステインが染色し、割れ目が濃くなるという結果が分かりました。

本日の天候、曇り時々シャワー雨及び強風。気温は20℃ちょっとです。風が強かったので乾燥は問題なかったです。

ここで時間切れ、暗くなったのでニス塗りは後日ということに。