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小屋のブレーシングとパネル起こし

前回の物置の続きです。前回はコチラ

さて、その前に前回はフレームを立てる手前で終わっていたのでそちらから。パネルにBraceという斜めがけの板を通す事でフレームを強化し、フレームが長方形になるように固定します。長方形を確認したらブレースがドアや窓の邪魔にならずにボトムプレートからトッププレートまで走る所に置いて、StudやNoggins等が重なる部分を鉛筆でマークします。ブレースは12mm厚の板を使用したので、丸鋸刃の深さを13mmにセットしてマークした場所をカットし、その内側にも4,5mm幅で切り込みを入れます。ハンマーで叩いて切れ込みを砕いていき最後に鑿で凸凹を馴らします。Braceをはめ込んで再度、長方形を確認し、ネイルガンで留めていきます。

フレームの長方形の確認の仕方は下図の様に対角線上の長さが二辺とも同じであれば各角度が90度の長方形になります。こういうところで小学校、中学校の算数、数学といった物が凄く役に立ちます。

変な図で申し訳ないです。
もし、フレームが長方形になっていない場合は対角線が長い方の角っこを対角線上に向かって外側から内側にハンマー等で叩き、調節します。

次に墨出しです。パレットの外周からそれぞれ木材の幅70mm分、内側にチョークラインでマークしていきます。ピタゴラスの定理、3:4:5の長さの比例を使い、直角を確認します。

いよいよパネル起こしです。フレームを2枚立て、墨出しの位置にセットし、クランプで仮止めします。4枚とも仮止めしたらボトムプレートを基礎フレーム(パレット)にネイルガンで留めていきます。

ちなみに日本ですとCN75だとかの釘の種類や、打ち込むピッチ、打ち込む場所ごとに必要本数というものがこと細かに規定されています。オーストラリアでももちろん規定があるのですが、こういうのは設計士の仕事で私たちが習う事はありません。ただ、図面を見ながら打ち込んでいくうちに自然と覚えるんだろうなといった感じで今は練習しています。しかもオーストラリアは地震がない国と言われており、家の頑丈さも日本程は求められていません。

さて、ボトムプレートを打ち付けたら今度はパネル同士を付けるのでフレームが地球に対して直角か、水平器を見ながらネイルを打っていきます。最後にダブルトッププレートの取り付けです。ダブルトッププレートはトッププレートの上に付けるのですが、長いトッププレートに短いダブルトッププレートを、短いトッププレートに長いダブルトッププレートを、組む様に取り付けます。組む事で強度が上がるのですが、たかだか2,3mmダブルトッププレートが短かったぐらいで、使えない、新しいのがいるという意味の分からない発言をする割に、組む必要はないとか訳の分からない事を言うクラスメイトがいて、…。になりました(笑)抑えておく部分がズレているんです。しかも先生も組んでって言っていたのに。