前置きは以上で今からタップ交換
これが現在付いている古いタップです。ちゃんとプロがやったんでしょうけど、配管を通すブリックの穴が大きくて配管がぐらぐら(笑)そのうちモルタルかなんかで埋めましょうか。
まずは作業を始める為に水道メーターを探し、止水栓を回して水を止めます。
だいたい、庭の道路側の近くにあります。マイナスドライバー(Straight slot screwdriverといいます。面倒ですよね。+、−の方が分かり易いのに通じません…。ちなみに+ドライバーはPhillips slot screwdriver)で蓋をあけ、ハンドルを発見。これを回して、根元を止め、実際に水道が止まっているかを確認します。
これはもう外してしまった後ですが、ん?んんん…??勢いは弱ってるけど止まってない。どっか問題があんのかと思い、室内で試してみると完全に止まっていました。いったいどこに貯水されてるのか分かりませんが待っても待っても止まらないので諦めて作業開始。ちなみにもうお気づきの方もいらっしゃると思いますが配管の方がオスネジになっています。これは日本でもこの国でも珍しくあまり種類もありませんでした。
さて、タップですが、ネジと同じ要領で反時計回りに回して外して行きます。古くて固くなっている場合はモンキーレンチ等を使用して下さい。くれぐれもなめてしまわない様に要注意です。固い場合はしっかりと挟んでインパクトを加えましょう。
次に配管の周りに白く巻かれている物が見えますよね?これがシールテープ(Plumber's tape)と呼ばれる物で、ネジの隙間からの水漏れをなくし、また、タップが正しい位置で止められる様に巻く回数で調整できる様になっております。古くなったものは全部剥がしてしまって下さい。
今度は取り付けに入りますが、先ほど剥がしたシールテープの所に新しいシールテープを巻き付けていきますが、巻き方と言う物が存在します。タップ側から配管側に巻いていきます。また、タップを取り付ける際と同じ向きに巻いていきます。でないとシールテープの張力がなくなりきれいにスレッドの間を密着できず水漏れする場合があります。今回は配管側がオスネジとなっていたので分かり易いです。タップを時計周りで取り付けていくので、シールテープも時計回りで配管の根元から奥に巻いて行きます。
これがよくあるタップ側でオスネジの場合ですと、タップに巻いていかないといけないのですが、よく考えて見て下さい。シールテープを反時計周りに巻いていかないと、取り付ける際にシールテープと反対方向にタップを回すことになりますので注意して下さい。この場合も根元から巻き始めて配管側が最後にくる様にします。理想は一周ごとに1mmずつずらして配管側に移動するのですが、特にこだわる必要はありません。回す回数は多くても10回ぐらいでしょうか。実際に一度付けてみない事には個体差もあるので何とも言えません。結局は水漏れせずに狙った位置でタップが止まればいいのですから。
最後に新しいタップを取り付けて完成です。この際、途中で反対方向には回さないで下さい。回してしまった場合はシールテープをもう一度取り替えて巻き直しましょう。またトルク調整を伝えるのは難しいのですが、決して、ガッチガチで動かなくなるまで回さない様にしましょう。スレッドがなめて壊れてしまいます。そうなるとプラマーの方がくる事になる可能性が高いです。理想は片手で絞めて重く感じたあたりから+90〜270度以内で調整でしょうか。どうしてもタップの向きが上とかになる場合は無理せず、シールテープの巻き量を変えて再調整しましょう。それと回す際に体重はかけないで下さい。思った以上の力が伝わりトルク調整もわからずスレッドを簡単になめる事もあり得ます。
ちょっとシールテープを奥まで巻きすぎてしまいましたね。まぁ、OKでしょう。一度止水栓を開いて、水漏れを確認してみて下さい。
最後にホースノズル用のアダプターをタップに取り付け完成です。
ホースを巻く必要がないコイル型を購入したのですが、使用感はまずまずといったところでしょうか。絡まらない事もないとは言い切れないので。また、伸ばした際に配管がしっかりと固定されていない為に動き、負担をかけてしまっています。個人的には普通のホースをその都度手で回す方が好きかな。絡まらない巻き方を知らないと意味ないですが。ただこの巻き方、口では上手く説明できないんですよね…。