さて今回は3種類のサンドペーパーを用意しました。80番、280番、400番です。平面はあて木にペーパーを巻き付けサンディングして行きます。サンディングは必ず木目に沿って行います。
80番は塗装剥がし用です。これで一気に剥がしにかかるんですが、次の番手を280で行ったので多少荒さが残ります。気になる方は140〜180番あたりで削ってから280番に移ってはいかがでしょうか?今回行った物は既に深い傷があちこちにあり、26年経過していた為、鏡面仕上げみたいなツルツルを求めてはいませんでしたので手を…抜きました。手で全て削り上げる負担はやはりかなりでかいです。いやー、ペインターさんは凄いですね。
280番でのサンディングが終わると次は塗装の下準備です。まずは削りに削った為、粉塵が大変なことになっているので掃除機で吸えるだけ吸って、後は固く絞った雑巾で何回か拭きます。最後に乾いている雑巾で拭き上げます。そして、ビニールと養生テープで壁紙、壁、床とカウンターの境目を養生します。こんな感じです。
こんな感じで養生しました。が、ここでもちょっとした非効率なことが。家にあったピンクの養生テープの幅がたったの10mmしかなかったんです。しかも紙製…。30〜40mmぐらいのビニールタイプの養生テープがホームセンターで安く売っていますのでそちらを買うことを強くオススメします。養生テープを貼るときのコツですが、テープをピンッと張りながら少しずつ張ることです。個人的にはキレイな塗装のコツは奇麗な下地と養生が9割を占めると思っています。特に下地は大切です。それをせずにズボラに上塗りだけして、汚くなり、プロじゃないとキレイに出来ないと言うのは私の父です。そんなことはありません。もちろんプロは効率的に仕事をするし、道具も揃ってるので早いですが、鏡面仕上げや金属塗装でもない限り、素人でも大差はないと思います。
これで塗装に移り、まずは細かい所や端っこを先に刷毛で塗っていきます。次に大きな平面をコテバケで一気に塗ります。刷毛の返しは極力せずに塗装は全て木目に沿って塗ります。厚塗りも禁止です。
これで塗装一回目が完了です。仕様書通り24時間以上乾燥させサンディングに入ります。今度は400番にてニスを塗ったうえから軽く表面をならすように擦ります。絶対に木目に沿って行います。終わったらまた床掃除と固く絞った雑巾でカウンターを拭き、最後に乾拭きです。そして前回と同じように細かい所と端っこから刷毛で塗り、最後に大きな平面をコテバケで仕上げます。さらに24時間以上乾燥させ、養生を外して終わりです。
ちょっと、キレイになったかどうか写真じゃ分かりづらいですね。手触りも、色も、光沢感も再塗装前とは比べ物にならないぐらいに仕上がってはいるんですが。