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永住権を視野に入れた学校を探す

フェンス工事、ちょびちょび進めてはいますが、進行の度に何かしら変更点や問題点が発生していて、進みません。今は追加注文したフェンス2枚の入荷待ちと、フェエンス6枚を取り付ける作業が残っています。

さて、今回は私が今年、5月あたりから約2,3ヶ月かけて探し続け、悩み続けて決定した、コースと学校選びについて少し書こうかと思います。

私の場合、学校へ行く第一の理由はもちろん永住権申請の為です。ビジネスビザのスポンサーを申し出てもらえた企業があったのですが、Cabinetmakerの場合、申請には該当職種での職歴3年以上、もしくはAdvanced DiplomaかDiplomaの単位が必要で、私の場合はどちらも満たせていなかったので断念せざるをえませんでした。そこで職種の条件を満たせるコース、なおかつ永住権はポイント制なので、サービスポイントがもらえるオーストラリアで2年以上の就学、さらにできれば指定地域での2年以上の居住及び就学で追加サービスポイントが手に入ればと、色々な条件のアドバンテージ、ディスアドバンテージを考え悩みました。

結論から言いますと、私が選んだのはSkillsTech  AustraliaというTAFEです。TAFEとは、Technical and Further Educationの略で日本では専門学校がそれに近いと思います。主に手に職系のコースがメインですが、エンジニア、ビジネス、英語(留学生向け)などのコースも開講しています。

さて、私がコースを選ぶ際に一番最初に迷ったのはどの職業を選ぶかでした。3年前の段階ではずっと自動車整備士として永住権を目指そうとしていたのですが、オーストラリアの家具屋で働いているうちに、木工の方が好きで自分に向いていると考える様になっていました。ただし、家具職人(Cabinetmaker)としてのスキルアセスメントをクリアするには先ほども述べたAdvanced DiplomaかDiplomaの学位が必要になってきます。しかしそれを満たせる学校はオーストラリアには存在しませんでした。調べるにはCRICOSという政府の教育機関が発表しているサイトを使用します。たまに無くなっているコースが残っているので注意が必要です。下記にリンクを貼っておきます。
http://cricos.deewr.gov.au/

その次に電気工事士(Electrician)を考えました。給料はかなりいいみたいですし、日本でも第二種電気工事士の資格を持っているので、電気に対する基礎知識は一般の方々よりはあるほうだと自負しています。ただ、職歴がない。まぁ、そんなこんなで色々調べたのですが、Certificateという学位とライセンスは別だし、どのコースを選べばElectricianの学位及びライセンス取得が可能なのかも分かりにくいのでとある留学エージェントさんにお邪魔させていただき、色々質問させていただいたのですが、結果、TAFEで海外留学生向けに行っている電気系のコースは全てElectricianにはなれないということが分かりました。永住権を取ってから再度TAFEに通う必要があります。意味がありません。今後、留学生向けにコースが設立されればよいのですが。

さらに、その後考えたのは大工(Carpenter)か建具師、指物師(Joiner)です。建具師とは主に建物の建具を作る人のことで階段やドア、窓などを作業場で作る人や、それを現場で取り付ける人のことです。指物師は日本では京指物などが有名ですが、木と木の接合部分をホゾや継ぎ手を掘って繋げる人のことを言います。家具などでもこの方法を用いる場合は指物師と言うんでしょうかね?そこは分かりかねますが、少なくともオーストラリアではJoinerの一部と考えられています。非常に興味がある分野で、今までしてきた仕事の延長上でもあるのでこの職業だと、最悪職探しには経験がある分、有利だろうと思います。そんなこんなでJoinerの学校を探しているとCRICOS登録上92週以上のコースが何件かでてきました。全てCertificateIIIまでですが。ただしJoinerコースでは自動車整備士(Automotive Mechanic)コースと違って地方で就学することができないので地方居住、就学による永住権のサービスポイントを得ることができません。この5点は非常に大きく、今後、この5点が原因で申請が出来ない事態も発生しておかしくありません。Auto Mechanicは地方就学可能なので非常に迷いました。迷って迷って全然決定することができませんでした。

しかし、何がきっかけでJoinerコースにしたかというと、移民関係にはFlagged Occupationsというリストがあります。これは政府が各職業でどのぐらいの求人と求職者、働いている人数などが国内にどれだけいるか需要はどのくらいかなどを調査し、そこから雇用が飽和しつつある職業を仕分けし、将来的にSOL(永住権申請にはこのリストにその職業が載っている必要がある)というリストから数年のうちに外れる可能性が高い職業を掲載しています。JoinerもMotor Mechanicもこのリストに入っており、最悪ビジネスビザでしか申請が出来ない可能性が強かったのです。ビジネスビザも視野に入れた場合、企業にスポンサーしてもらうには雇用先を見つける必要があります。その際にはやはり経験がある分野の方がかなり有利になるのがこの国であり、それを生かすならJoinerが最良の手だと、考えました。何より自分が好きな分野でしたので、技術をあげて日本に帰るのも自分の為になるという保険もありました。

ちなみに、面倒なのでコピペしますが、移民局ではオーストラリア国内での2年以上の就学に対するボーナスポイントの規定を下記の様に示しています。

Australian study requirement

You can receive five points if you have completed one or more degrees, diplomas or trade qualifications for award through a course or courses taken at an Australian educational institution.
Your course or courses must:
  • be registered through the Commonwealth Register of Institutions and Course for Overseas Students (CRICOS)
  • have been completed in a total of at least 16 calendar months
  • have been completed as a result of at least two academic years of study
  • have given all instruction in English
  • have been completed while you were physically in Australia
  • have been completed while you held a visa authorising you to study in Australia.
A course can be counted only once towards the Australian study requirement. Any failed course subject cannot be counted.
As evidence that you completed the course or courses, you need to provide:
  • a certified copy of a completion letter from your educational institution, including
    • the dates the course began and ended
    • the date the course requirements were met
    • the location of the campus where you studied
  • certified copies of course transcripts.
Two academic years of study is defined as 92 weeks of study in a course or courses registered by CRICOS. CRICOS determines a standard duration (number of weeks) for each course.
This is a measure of the amount of study you have completed, rather than of how long it took you to do it. The study does not have to be full time.
You can take longer to complete course work, but you will be credited with the number of weeks that CRICOS determines as a standard duration. For example, if it takes you 92 weeks to complete a course that CRICOS says should take 78 weeks, you will receive credit for 78 weeks only.
If you are given credit for prior learning, you could be exempt from taking a relevant course. An exempted course cannot be counted towards the Australian study requirement. Credit cannot be counted on the basis of study done either overseas or within Australia in a non-CRICOS registered course.
The 92 weeks of study could contribute towards the award of one of more acceptable qualifications. In this instance, the courses of study need not have been done within a 24-month period. It is possible to have a break between completing the first course and beginning the second.
また、先ほど述べたSOLとFlagged Occupationsのリンク先も貼っておきます。SOLは下記リンクからPDFまたはWORDファイルがダウンロードできます。
SOL http://www.immi.gov.au/skilled/sol/
Flagged Occupations http://www.awpa.gov.au/our-work/labour-market-information/skilled-occupation-list/pages/flagged-occupations.aspx

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