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屋根裏テレビケーブル配線工事

今回はテレビのアンテナ配線を屋根裏と壁内を通してスッキリさせようと試みました。経験ある方もいらっしゃると思いますが、テレビアンテナケーブルが届いていない部屋で後からテレビが見たくなった時、室内→廊下→室内をケーブルが徘徊することがあるかと思います。確かに一番楽で安上がりな方法です。これも私の父が行っており、母が廊下からケーブルをなくして欲しいと頼まれましたので、屋根裏配線を行い、ケーブルを廊下から一層しました。

施行前の廊下の写真、取り忘れました。


これは施行後の写真なのですが、このブースターがとある一室に置いてあり、建築時に業者が取り付けていった物です。今回の配線工事前は、父によってブースターからの送りのケーブルに分配機をつけており、廊下に出てさらに分配機がつけられ、別の二室にケーブルが届けられるようになっていました。


スクリーンショット、ちょっと見づらいですね。すみません。この配線のブースターからの送りを書斎と屋根裏の2つに絞って、屋根裏から各部屋へもっていこうという計画です。

まずは下準備に屋根裏に上ってみました。築26年、初めて開けられた屋根裏は埃こそ凄かったですがネズミ一匹、虫一匹いない…とおもったら小さい虫が一匹だけいました(苦笑)鉄骨があったので屋根裏への道がなかなか開けられず、しかも天井のボードが石膏ボードだった為、角が少し割れてしまいました。そのうち直した方がいいのかもしれません。

それはさておき、苦労して通路を作り、アンテナからのケーブルを通って分配器(通電)を探し出しました。非常に歩きづらい。屋根裏にあった分配器は2分配器だった為、上図で余った2分配器(通電なし)を2個、つなげる必要がありましたが、配線が分かりづらくなり、見苦しい上、分配器の付け過ぎによる電気ロスも不明だった為、近所のホームセンターへ4分配器(通電)を買いにいきました。日本にいた時、ホームセンターで働いていたので、違うお店だろうとだいたい売り場の並びは見たら、どの辺に商品があるのか想像できるので一瞬で売り場へ。ホームセンター大好きっ子です。アンテナケーブルも5mの物が必要だったので3Cを1本、購入しました。

ちなみにアンテナ線は私の知る限り、ホームセンターには3C, 4C, 5Cの3種類が出回っています。3→4→5の順で太くなっていきます。太いほど電気ロスが少なくていいとされていますが、太くて曲げにくいということもあるので距離に合わせて判断するのがいいです。ネット上にはいろいろ参考になる数値が載っているので参考にしてみて下さい。私は勘で3C, 5mを選びました。ちなみにホームセンターではアンテナ線のことを同軸ケーブルといって売っている所が殆どのような気がします。たまに店員さんの方が知らないこともありますが。

さてさて、帰ってきたので早速4分配器(通電)をとりつけます。入力と書かれている所にアンテナからのケーブルをつけます。そして出力の通電と書かれている取り付け口があると思いますのでそこにブースターからきているケーブルを取り付けます。ですが、我が家は室内用のブースターを使用しているので電源もコンセントから取っています。ですので別段通電にする必要もないとは思うのですが。試していないので、どなたか試したことがある方は教えて下さい(笑)





スッキリしました。あとは、2線を各部屋の壁に取り付けるのですが、石膏ボードの壁にナイフと手のこで穴をきれいに開けた所まではよかったんですがここで問題発生。何故か下から450mmぐらいの所に横に梁が通っており、物理的に通すことが不可能でした。いや、壁剥がして梁に穴開けて、また壁塞げばいいんですけど、問題は壁紙ですよ。これを貼り直すのは面倒くさい。

後で知ったのですが、オーストラリアの枠組壁工法(ツーバイフォー工法)ではノギンスというものがスタッドとスタッドの間に水平に取り付けられるそうです。下図参照。ただ、日本における枠組壁工法の本を読んでもこのノギンスというものが見つかりませんでした。施工業者によっては施行しているみたいなので、壁に穴を空ける前に、スタッドファインダー等を利用して障害物の確認を行った方がよさそうです。

オーストラリアではこのBOSH GMS120が工事関係者の中では有名で、精度が高いと言われています。もちろんこういったセンサー関係に絶対は存在しませんし、壁の構造や素材、作業者のミスによる失敗も存在しますが。というか、日本の販売価格少し、安めですね。いいなぁ。こっちだとホームセンターで$159=約15,000円しますよ…。


結論、押し入れの角に穴を開けて天井からケーブルを通し、室内は少しだけですけど、床にケーブルを這わせて埋込型取付枠とカバーの少し下に穴を開け、壁の中に通しそこから端子に接続しました。





以上で完了です。まぁ、廊下からは配線が消えたので結果良しとしましょう。ですが、なんで横に梁が通ってるんやー!!

最後ですが、用意したもの。
 +ドライバー
 −ドライバー
 ナイフ
 手のこ
 ペンチ
 懐中電灯2個(屋根裏真っ暗で何も見えません)
 3C同軸ケーブル 5m*2(念の為必要な長さ+500mm)
 埋込型取付枠*2
 カバープレート*2
 枠押え*2
 アンテナ用端子(非通電)*2
 4分配器(通電)*2

後に壁の中に配線しなおしましたのでこちらの記事も併せてどうぞ→壁内アンテナ・電気ケーブル配線